虫のぬいぐるみ

少し前の話になるが、少年達の間で昆虫がブームだとか。ムシキングというゲームが流行し、その流れで書籍、おもちゃ、ゲームと様々なメディアに昆虫が出陣した。
うちのおもちゃ屋でも、流れに乗り遅れながらも、ムシキングを入荷して関連グッズを扱っている。


その中で凶悪なおもちゃが存在する。
昆虫のぬいぐるみだ。

奴らのサイズは大きく、全長40cm、黒光りする外皮と長い足が素敵でナイスな野郎だ。
商品整理のさい、ふと目線をずらすと、奴らの群れが飛び込んでくる。
カブトムシとクワガタとゴキブル*1を同列として扱う私にとって、そのエリアは鬼門である。
去年あたりに扱っていた、本物と同サイズの昆虫フィギュアも悪趣味だったが、これはこれで嫌がらせに近い。


子供の頃から虫が苦手で、現在ではちょうちょも触れなくなってしまった私としては、昆虫ブームの終焉を心から願うばかりだ。

*1:やわらかく表現していますが、黒くて素早い頭文字Gのあいつです。