ミルカさんとツンデレ

Tukioka2005-10-26


id:hyuki:20051017にて数学物語ミルカさんシリーズの紹介がされている。

まじめな数学物語で、ちょっと萌えてちょっとツンデレという紹介だが、第一話はとても短いので、数学と聞いただけで発狂する人も読んでみると面白いかもしれない。ミルカさんのツンデレっぷりは第三話にて拝めるので、興味を持った人や根性のある人は全部読むことをお勧めする。


そんなわけで、今回はツンデレについてのオブジェクト指向的考察。

ツンデレ」は「眼鏡」「妹」「お嬢様」「金髪」「ツリ目」などと同列に語られ属性扱いされているが、右の図を見てもらうと判るように、「ツンデレ」は関係(リレーション)であり、属性ではない。そして同様に「妹」も関係である。

このことは研究室での”ツンデレ系のアイドルは誰か?”という議題で発覚した。妹は言うまでも無く、ツンデレも特定の誰かに対してのみ発現するものであり、万人(ファン)に対して平等であるアイドルがツンデレ属性を持つというのは、基本的に不可能なはずである。


駄菓子菓子(二回目)、妹系アイドルというのは存在する(らしい)。本来関係であるはずの妹いう概念を継承し、属性値として持つことの出来るサブクラス化が行われていると考察できる。

また、ゲーム界においてはやはり「妹」や「ツンデレ」は属性値として扱うのが自然である。なぜなら、ゲーム上ではユーザは主人公というアバター(化身)を介して存在するので、本来関係である要素も、"妹関係"という属性として捉えることが可能だからだ。


人間の思考を一つの図で捉えるのがいかに難しいか、その一角を垣間見ることができた気がする。